Clash Yard

神話

この世界のどの子も聞かされて育つ、三つの物語。文字が生まれるよりも遥か昔から、語り継がれてきたものと言われています。

三人の姿が描かれた壁画。星の下で両腕を上げる女性、歩き続ける者、石板に向かって座る者。

始祖の三柱

記憶よりも前、名前よりも前、時そのものよりも前。そこに、三柱の神がいました。

長姉サーガは、この世界と、世界の理を創りました。それから人とすべての生きもの、昼と夜、生と死、めぐる季節。そして、それらを呼ぶための言葉と数を。

長弟フーガは、それからずっと世界を歩き続けています。一度も、立ち止まったことはありません。守られた誓いも、破られた誓いも、すべて見ています。裁くことはしません。ただ、憶えています。

末弟ダーガは、いつもじっと座って考えています。移りゆく時の中で、理が世界にそぐわなくなったならば、そっと静かに創り直します。

五人の姿が並ぶ壁画。影に沈む者、芽吹きのそばに立つ者、杖を持って歩く者、両手を上げて守る者、器を閉じる者。

五柱の理神

世界ができあがったとき、サーガは気づきました。人の奥深さと難しさに。そこで人にまつわる理を五つに分け、それぞれを、自分の5人の子供たちに託しました。

ノーガは、隠されたものを守ります。秘密、夢、祈り、情熱、そして、まだ起こりうるすべてのことを。

ヴェーガは、始まりを与えます。命、愛、出会い、希望、挑戦にも。

エルガは、道を照らします。そしてどの道を進むべきか、選択を助けます。

ジャーガは、力をつかさどります。腕力、胆力、想像力、自制力。そして力は、誰かの前に立つためにあることを教えます。

サルガは、終わりを与えます。関係、役割、執着、忍耐。そして、命の終わりは死。しかしそれは同時に感謝、受容、継承、解放をもたらすのです。

選手たちが三段に描かれた壁画。投げて捕る者、組み合う者、ボールを持って走る者。

クラッシュヤードの誕生

遠い昔、世界は争いに満ちていました。人々は何かを決めるたびに争い、血を流し、それでも争いが終わることはありませんでした。

それを見た三柱は、人々を哀れみ、争いに決着をつけるための新しい方法を授けました。

サーガは、最初のフィールドを描くため、線を引きました。

フーガは、そのフィールドに立つ選手たちを育てました。

ダーガは、彼らが守るルールとプレイブックを記しました。

サーガが最初の線を引いた場所は、今も世界の果てに残っています。人々はそこを、ファーストヤードと呼びます。

フィールド、選手、そしてルール。

それらから生まれた競技を、人々はクラッシュヤードと呼びました。

「この世界」へ戻る